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皇后陛下のポーズ

01-07,2018

寒の内(2)
昨日の続きを書きますけど、
皇后陛下が喫煙してる再現ドラマ、
見て、一番最初の感想というのは、
「キセルが短い」ってことでした。

あの、番組で紹介されていた煙草盆と、
銀の延煙管は「携帯用」ですからね、
室内でゆっくりと煙草を楽しむ時は、
長ギセルを使ったらいいんじゃないか?
・ ・ ・ って思ったんですね、
私が茶の湯用に使っているキセルでも、
長さは40センチ以上あるんですけど、
再現ドラマのキセルは、
決して短いキセルじゃないんですが、
感覚的に短く感じたってことなんです。

あの、キセルって、長くなるほど、
煙が冷えるので味がマイルドになり、
ですから、
どうして長ギセルじゃないの?
って思ったわけなんですけど、
その後よくよく考えてみますと、
メンテナンスの問題かと思いました。

毎日毎日の掃除がたいへんですし、
宮殿に煙管掃除の係の人とか、
羅宇屋みたいな仕事をする人が、
いましたかどうか、いずれにしても、
火入の炭の取替えや煙管の掃除って、
誰かがやんなきゃなんないわけで、
手間がかかるんですよね。

そんなわけで、延煙管でしたら、
後始末や掃除が格段に簡単ですから、
女官でもできそうに思いましたので、
それで延煙管を使ったのかなあ?
・ ・ ・ なんて、想像に過ぎませんけど。

もっと興味深いのは、皇后陛下が、
どんなポーズで煙管を持たれたか、
まあ、男性の場合、昔は職業その他で、
いくつかの型に分かれますけどね、
再現ドラマ中の皇后陛下の持ち方は、
遊女なんかの持ち方に近いかと思います。
ほんとはどんなふうにしてたのかなあ?
私としては興味深いですけど、
「非公式に」楽しまれてたようなので、
資料なんかは残ってなさそうかなあと。

さて、今日は、どうでもいいような、
「こまごましたこと」を書きましたけど、
でも、そういうことの中に、
楽しいこととか喜びがあったりして、
だから、「ちょっとしたこと」でも、
大切なことって、あるんですよね。

たとえば、ちょっとした手の動き、
体のひねり、視線とか、そんなのが、
日本舞踊では、表現の深みに、
ものすごく大きく影響するなんてこと、
「ある」どころか、それこそ重要で、
ですから、「ちょっとしたこと」って、
おろそかにできない面があるんですね。

今日は話がまとまりませんが、
「まとまらない」ってのもいいことで、
「しっかりきちんとまとめる」ことは、
社会的には望まれるかも知れませんが、
個人の生活ではどうでもいいことで、
世の中、「きちんとすること」って、
「望まれる」ように見えましても、
きちんとしてる人が敬遠されることも、
あったりするのが世間でして、あの、
「きちんとする」のを「強いられる」、
そういうの、嫌ですよね、私なら・・・

ところで私は、
キセルでタバコを吸った体験も、
ちょっとだけありまして、
その体験から言いますと、
人差指を伸ばしてキセルにかけるの、
それは、自分の喫煙ポーズが、
「人に見られる」ということを前提に、
「見られて美しい」ようにするという、
たとえ無意識だとしてもですね、
その思いがあるからだと思います。

まあ、それは私の考えですから、
客観的にあたってるのか外れてるかは、
わかりませんけどね・・・


幸不幸の感覚って、些細なことの中にも。

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